2020/12/15(火)
ぎっくり腰のトラウマを克服する方法
カテゴリー:ぎっくり腰対策講座
今回の方法はぎっくり腰に対して即効果があるものではありません。
ぎっくり腰を長期間繰り返している人のための方法です。
ぎっくり腰は大抵の場合、筋肉のロックが原因です。
筋肉は過剰に引き伸ばされることで損傷します。
それを防ぐために、体に備わった防御反応により筋肉はロックされます。
ロックされた筋肉は短く硬くなり動きを制限します。
こうすることで、これ以上筋肉が引き伸ばされないようにしています。
このブログでも何度かこの例えをしていますが、ちょうどシートベルトを強く速く引いたときに似ています。
一見、便利な身体の機能ですが、ぎっくり腰癖がある場合には「ロックがかかりやすく、外れにくい。」状態です。
ちょっとした動作でもロックされて、ぎっくり腰になってしまいます。
例えば、
靴下を履くとき
椅子から立ち上がる時
何かを拾った時
振り向いた時
など
どれも日常生活のちょっとした動きです。
そしてロックは外れにくいです。
通常なら、普段の生活を送っていると2〜3日でロックが外れて楽に動けるようになります。
一方、ぎっくり腰癖がついている場合は1週間、1ヶ月…もっと長いかも知れません。
また、治っても違和感が取れなかったり、何度もぎっくり腰を繰り返してしまいます。
では、ぎっくり腰癖はなぜついてしまうのでしょうか?
それは、脳にあります。
ぎっくり腰癖のメカニズムをまとめるとこんな順序になります。
- 筋肉が引き伸ばされる
- ロックがかかる
- ぎっくり腰発生
- 痛みの回避行動(安静、慎重に動くなど)
- 痛みの慢性化
- 姿勢不良、筋硬結の発生
- ロックの過敏性
- ちょっとした刺激でロック
- 再びぎっくり腰
こんな感じでぎっくり腰癖がついていきます。
ぎっくり腰を克服するにはふつうに動くことが大事です。
4と5をできるだけ長引かせずに、早期にふつうの動きを再開することがぎっくり腰癖を防ぎます。
でも、ぎっくり腰を経験したあとではとても“ふつうに動く”のは無理ですよね。
どうしてもスローで、慎重になると思います。
寝返りはできるだけ腕の力で、立つ時はものに掴まりながら….
そんな感じじゃないですか?
怖いですよね。
実は僕、実験のために自分の身体でぎっくり腰を2度意図的に再現したことがあります。
他の治療家の先生からは「斉藤くんって結構クレイジーなんだね」と言われました。
ちなみに3回目は絶対やりたくないです笑
わかっていても2回目はかなり怖さがありました。
なので、怖い気持ちがよくわかります。
そこで、無理なく動く方法があります。
【ステップ1】
まずは、腰をベストコンディションにします。これは一時的でもいいです。
頼れる整体院や薬でも何かしらの方法で、できるだけ楽な状態にしておきます。
【ステップ2】
そして、入浴します。
できれば40℃で15〜20分湯船に浸かりましょう。
そうすることで筋肉がリラックスしてロックがかかりにくくなります。
【ステップ3】
これから動くのですが、その時に手に柔らかいものを持ちます。
これは、手から脳に柔らかい感触を伝えることによって全身の緊張を落とす狙いがあります。
柔らかいものは、なんでも良いのですがふわふわのタオルがおすすめです。
※握りしめないように注意です。
軽く持つだけでいいです。
【ステップ5】
深呼吸を5回ほどします。
頑張って吸う、吐くという感じではなく“惰性で長く呼吸する”イメージです。
できるだけリラックスですよ。
準備ができたら、過去に痛みの出た動きをします。
1回、2回、3回くらい問題なくできれば自信がついてきます。
1日目はこれで終わりです。
2日目も同じように繰り返します。
日に日に慣れてきたら、タオルなしで、入浴なしで、という具合で徐々に慣らしていきます。
勇気を持って、大丈夫です!
きっと、ぎっくり腰のトラウマを克服できます。
文 / 斉藤有也
腰痛予防労働衛生教育インストラクター(医療・福祉)
日本健康生活推進協会 認定講師
年間腰痛施術件数2000件以上
メディア歴
全国誌『健康』『わかさ出版』に凄腕院長として掲載
腰痛専門整体院 飛翠-HISUI-
茨城県神栖市深芝南1丁目4−1 深芝店舗B-2 / 電話09075581098
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